中世ロマネスクハープ

ヨーロッパでは、10世紀頃にハープが現われ、吟遊詩人によって、ヨーロッパ大陸に広まっていきました。当時のハープは、全音階が基本で、いずれも小さく、持ち運びのできるものでした。中世では、ハープは非常に需要な位置を占め、騎士や貴族、ダビデ王に帰属する楽器として、写本、細密画に多く登場した。ロマネスクハープは、主に11世紀から13世紀に演奏された。

ゴシックハープ

14世紀トレチェン(多声音楽)から16世紀の舞曲や初期の通奏低音と幅広いレパートリーを持つ。

支柱は細長く、カーブが少なく、そして共鳴胴は浅くて狭い。弦は全音階で一列に並び、ブレイピンというピンで止められており弦を弾いた時に「馬のいななき(ブレイ)」のようなノイズを発生させる事が特徴だった。半音を奏するには、指で直接弦を押さえ、弦長を短くする事により作り出していた。

イタリアン・バロックハープ

16世紀までは、ハープは全音階 (ダイアトニック) の楽器でしたが、16世紀頃になると、♭や♯を多く使う調の曲が増え、作曲家の要求にこたえられるよう、ハープにも工夫がなされるようになりました。おそらく、弦が2列に張られた半音階のハープ(クロマティックハープ、1列が全音、もう1列は半音)がスペインで出現し、17世紀になると、3列に弦が張られたハープ (トリプルハープ) がイタリアで出現しました。

スパニッシュ・バロックハープ

弦が2列に交差して張られた半音階のハープ(クロマティックハープ、1列が全音、もう1列は半音)がスペインで出現する。高音域は、まるでバロックギターの様に明るく軽やかな音色で低音域はパーカッションのようにパワーがあるのが特徴。